
完全オフライン体制と専門人材による精度向上
お客さまの課題
こちらの企業さまでは「不正通報」と「ハラスメント通報」の2系統で内部通報制度を運用しており、とりわけハラスメント案件では被害者・加害者双方の発言を正確に記録し、公平かつ透明性の高い調査が求められていました。
当初は音声認識AIを導入していましたが、以下のような課題を感じていました。
- 音声データをクラウドへアップロードする工程に対し、情報漏洩リスクの懸念
- またAIでは、言いよどみ・相づち・微妙なニュアンスなどを正確に拾うのが難しく、「記録精度に不安が残る」という声
結果として、セキュリティと記録の信頼性を両立できる手段の確立が急務となっていました。
東京反訳を選んだ理由
当社のWebサイトをご覧になったご担当者様は、「専用セキュリティルームでの作業環境」「専任ワーカー体制」「契約・NDAへの対応力」など、運用全体の信頼性に注目されていました。
なかでも高く評価いただいたのが、お客様の社内ポリシーに合わせてワークフローそのものを柔軟に設計できる対応力です。
単なる文字起こし業者ではなく、業務の一部として組み込める信頼性の高いパートナーとしてお選びいただきました。
当社対応のポイント
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完全オフライン運用と人による二重チェック体制
ご相談を受けた後、まずは社内規程や運用要件を丁寧にヒアリング。そのうえで、アクセス管理と持込制限を徹底したセキュリティルームでのオフライン作業を提案しました。 - 音声データは社外ネットワークを一切介さず、受領から納品まで完全オフラインで対応
- 話者ごとの識別や相づち、曖昧な発言まで正確に記録
- 人の手による2段階チェックを実施し、誤認識・誤解の余地を排除
このような運用により、「再現性のある記録」が求められる内部通報対応においても、正確性と安全性の両立が可能となりました。
成果とその後の広がり
この取り組みによって、通報案件の処理スピードが向上。調査部門内での信頼性も高まり、現在では定期的なヒアリング対応に加え、緊急案件にも迅速に対応できる体制として活用が広がっています。
担当者コメント
「高いセキュリティ」と「正確な記録」は専用環境と専門ワーカーによって両立が可能です。特に内部通報やハラスメント対応では、再現性のある記録作成と透明性の高い運用が不可欠です。お客様のルールに合わせた最適な運用を、これからも共に作り上げていきたいと考えています。
- 初期検討段階でのご相談も歓迎しております。
- 仕様が未確定でも、ヒアリングを通じてご提案可能です。
- 貴社セキュリティ要件への対応ご相談ください。
- 社内規程に沿った運用設計のご相談承ります。
- 社内提案用資料をご用意いたします。