テープ起こし用語集

  • 音声認識(音声入力)

    発言や音声を聞いて人がキーボードで入力するのではなく、話している内容をコンピューターが自動でテキスト化することです。
    参照: 東京反訳「音声認識ラボ」

  • amivoice(アミボイス)

    株式会社アドバンスト・メディアの音声認識ソフトです。
    キーボード入力をしなくても、マイクに向かって話した言葉を自動でテキスト化します。
    参照: AmiVoice SP2(アミボイスエスピーツー)

  • 相槌(あいづち)

    複数の人が参加しているインタビューや会議で、ある人の発言中に挟まれる「うん」「ええ」「ああ」等、特に意味を成さない言葉を指します。
    このような相槌を全て書き起こすと非常に読みづらい原稿になりますので、弊社では特殊なものを除き、相槌はカットして原稿を作成します。

  • 外来語

    日本語として使われているが、元は外国語だった言葉を外来語といい、カタカナで表記する場合、複数の表記が存在する場合があります。
    例えば「コンピュータ」と「コンピューター」、「インターフェイス」と「インターフェース」等があり、弊社ではこれらについても記者ハンドブックの用例に従った表記を使い、原稿作成を行っています。
    参照: 「記者ハンドブック」

  • 聞き取り不能

    録音状態や発言者の滑舌によって、テープ起こし作業者がどんなに努力しても聞き取れない部分のことを言います。
    弊社では聞き取り不能な部分が単語単位で短い場合は●の記号を、文単位で長い場合は<聞き取り不能>を使って表示します。

  • 検索

    テープ起こし作業の中では、耳で聞くだけの情報をできるだけ正確な文字にするために、主にインターネットで検索を行っています。
    検索することにより、話の中に出てくる情報から固有名詞や漢字を確定できる場合があります。

  • 会話分析

    社会学や心理学等、主に研究分野で使われる起こし方です。
    会話の重なりや沈黙等を細部まで丁寧に聞き取り、分析に役立つテープ起こしをします。
    参照: 東京反訳「会話分析テープ起こし」

  • 科研費

    大学や研究機関で行われる研究に対して国から助成される科学研究費のことです。
    この研究費を利用し、研究に利用するテープ起こしをご依頼になるお客様がいらっしゃいます。
    参照: 東京反訳「科研費のご利用」

  • 会話分析

    社会学や心理学等、主に研究分野で使われる起こし方です。
    会話の重なりや沈黙等を細部まで丁寧に聞き取り、分析に役立つテープ起こしをします。
    参照: 東京反訳「会話分析テープ起こし」

  • 科研費

    大学や研究機関で行われる研究に対して国から助成される科学研究費のことです。
    この研究費を利用し、研究に利用するテープ起こしをご依頼になるお客様がいらっしゃいます。
    参照: 東京反訳「科研費のご利用」

  • 記者ハンドブック

    文章執筆のための用字用語集で、主に新聞や雑誌記事を執筆する記者が使用しています。
    ある言葉を書く場合に、どの様な表記を使うかが示されていますので、弊社もこちらを参照することで、ひらがなや漢字の書き分けを統一しています。
    参照: 「記者ハンドブック」

  • 機密保持契約

    お客様の情報やお預かりしたデータについての秘密を厳守を契約する書類です。
    ご希望があればこの機密保持契約を交わし、お客様にご安心を頂いております。
    参照: 東京反訳「秘密保持契約について」

  • くろまる

    単語や短い文の単位で聞き取りができない場合、●(くろまる)の記号で記載します。
    また、長い文章単位で聞き取りができない場合<聞き取り不能>と記載します。

  • ケバ

    私達が日常喋っている言葉には「あのー」「えー」「えーと」「うーん」等、内容の伝達には関係のない言葉がたくさん含まれています。
    テープ起こしの世界では、これを「ケバ」といい、無機能語、フィラーと呼ばれることもあります。
    また広い意味では、言い違い、言いよどみ、言葉の重複も「ケバ」と解釈します。
    その言葉がなくても話の筋や意味が通じる「余分な言葉」「無駄な言葉」を指します。

  • ケバ付き素起こし・ケバ取り素起こし

    ケバ付き素起こしとは、「あのー」「えー」等の無駄な言葉も含め、発言を全部聞こえたまま起こす方法です。
    ケバ取り素起こしとは、ケバを削除するだけでその他の部分は聞こえたまま起こす方法です。
    参照: 「東京反訳の起こし方|ケバ取り・素起こし/ケバ付き・素起こし」

  • ゲタ

    聞き取り自体はできるが漢字などの確定ができない言葉、文章がある場合に、ゲタ(〓)、と呼ばれる記号で、その部分を囲みます。
    例)〓〇〇〓

  • 冊子

    裁判法廷用テープ起こしにおいて、最終的に完成した原稿を綴じたものを「冊子」と呼んでいます。
    製本ファイルに原稿を挟み込み、表紙に弊社が起こしたことを示す社名を記載し、弊社社判を押したものとなります。

  • 裁判用原稿確認

    裁判用原稿確認では次のような流れで、お客様と弊社が確認をし合い最終的な原稿を完成させます。

    (1)弊社が起こした原稿をお客様に納品します。
    (2)お客様が原稿内容と音声を照らし、誤字脱字と聞き違い等についてもチェックし、
    違っていると思われる箇所に修正を入れ、弊社に原稿を戻します。
    (3)弊社にてお客様のご指摘箇所を再度確認し、お客様のご指摘の通りであれば修正します。

    (2)~(3)の確認作業のやり取りを最大2回行い原稿を完成させます。
    製本ファイルに原稿を挟み込み、表紙に弊社が起こしたことを示す社名を記載し、弊社社判を押したものとなります。

  • 常用漢字

    弊社では「記者ハンドブック」の用字用語集に沿って原稿作成をしていますが、 それ以外の個別の字づかいについては、基本は常用漢字で表記できるものは常用漢字で表記し、常用漢字以外の漢字は使用しないこととしています。
    内容だけでなくこのような表記統一も重要だと考えています。
    参照: 「記者ハンドブック」

  • 資料

    お客様からご提出いただく会議のレジュメ、参加者名簿、発言者メモ等をいいます。
    資料を頂くことで、音声情報に視覚情報が加わりますので、録音内容がより明確になり、 原稿の精度にもそれが大きく反映される場合があります。

  • 初稿納品

    1回目に原稿を納品することです。
    通常のテープ起こしは1回の納品で完了ですが、裁判用のテープ起こしではお客様との間で原稿確認を行いますので、2回目、3回目の納品も行います。
    参照: 東京反訳「裁判法廷用テープ起こし」

  • 素起こし

    録音された音声を聞こえたまま書き起こすことです。
    ケバ付きとケバ取りがあります。
    参照: 「東京反訳の起こし方|ケバ取り・素起こし/ケバ付き・素起こし」

  • ストレージサービス

    容量の大きいデータをインターネットを介して送受信できるシステムで、有料と無料のものがあります。
    音声や画像データの受け渡しをする際に便利です。
    送信データの容量制限がありますので、利用するストレージサービスが送りたいデータの容量をカバーしているか確認してください。

  • 整文・軽く整文

    聞こえたまま起こすだけでなく、文章を整える起こし方です。
    整文では「ですます調」または「である調」の方法で、助詞を補い、倒置された語順を読みやすくする等、話し言葉を書き言葉のレベルに迄整えます。
    軽く整文では、話し言葉の雰囲気は残しつつ多少文章を整えます。
    参照: 「東京反訳の起こし方|軽く整文」

  • 速記(テープ起こしとの違い)

    録音技術が発達する以前に、発言を記録する手段として速記が発達しました。
    速記は速記者が会議等に同席し速記文字という特殊な符号で記録を取りますが、これは直接日本語として読めないので、後で通常の文字に変換する作業を行います。
    一方、テープ起こしは、既に録音された音声を聞きながら原稿を作成します。

  • テープ起こし校正

    書籍や雑誌の校正では文字になった原稿の誤字・脱字や内容の確認を行いますが、テープ起こしでの校正は文字の校正だけでなく、音声を再度聞きながら聞き違いについてもチェックを行います。
    録音状態の悪い音声や内容が難しい場合は、テープ起こし校正を強化することで、原稿精度を上げています。

  • 倒置表現

    一般的な会話においては、誰もが言葉の順番を考えて話すわけではないので、例えば通常は「主語→述語」となる語順が「述語→主語」と倒置されるケースが生じます。
    テープ起こしの整文においては、この倒置表現を通常の語順に戻し読みやすくする作業も行います。
    参照: 「東京反訳の起こし方|軽く整文」

  • 「てにをは」(助詞)

    名詞や動詞を繋ぐ役目をする助詞は、話し言葉の場合は省略されることが多くあり、例えば会話の中では「私、知っています」「それ、いいですね」と発言されます。
    テープ起こしの整文においては、助詞を補い「私は知っています」「それはいいですね」という表現にします。
    参照: 「東京反訳の起こし方|軽く整文」

  • 単語登録

    テープ起こし作業では、パソコンに搭載しているIME等辞書ソフトの単語登録機能を有効に活用しています。
    例えば「あり」と入力するだけで「ありがとうございました」という文章が表示されます。
    頻出する言葉を単語登録することで誤入力が避けられ、作業時間を早めることにもなります。

  • 同音異義語(どうおんいぎご)

    読み方(耳で聞いたときの音)は同じだが意味が異なる漢字のことをいいます。例を挙げると「講演」「公演」「公園」「後援」といったものがあります。
    音声を頼りに原稿を作成するテープ起こしでは、この同音異義語の確定も重要な作業です。文脈から判断し、適切な漢字をあてて入力していきます。

  • dragonspeech(ドラゴンスピーチ)

    ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社の音声認識ソフトです。
    キーボード入力をしなくても、マイクに向かって話した言葉を自動でテキスト化します。
    参照: ドラゴンスピーチ

  • タイムコード

    書き起こした原稿に音声ファイルの時間経過を記載するもので、弊社では5分ごとに記入しています。タイムコードを挿入することにより、原稿と音声の照合が容易になります。
    参照: 東京反訳「タイムコードについて」

  • 逐語記録

    「逐語」(ちくご)の意味は「翻訳・解釈などで、文の一語一語を忠実にたどること」(大辞泉より)ですので、広い意味ではテープ起こしそのものが「逐語記録」と言えます。しかし弊社では特に会話分析用の起こし方を「逐語」と呼び、言葉の重なりや沈黙等も細かく忠実に起こすことを指しています。
    参照: 東京反訳「会話分析用テープ起こし」

  • である調

    発言通りに書き起こすだけではなく、語調を整える形式の一つです。例えば「富士山は世界遺産です」→「富士山は世界遺産である」といったように硬い断定的な感じになります。特に語尾を整えますが、「である」にできない場合は、「だ」や体言止めの形にすることもあります。簡潔さが求められる会議のテープ起こし等で需要があります。
    参照: 「東京反訳の起こし方|整文・である調」

  • データマイニング・テキストマイニング

    データマイニングとは、大量に集積されたデータベースから情報を抽出することをいいますが、特にテキストデータを対象としたものをテキストマイニングといいます。マーケティング分野の顧客調査や心理学・社会学の学術分野等で、会話のテキストマイニングをするためにテープ起こしの需要があります。

  • ですます調

    発言通りに書き起こすだけではなく、語調を整える形式の一つです。例えば「私、そっちに着くのは午後になるけど」→「私がそちらに着くのは午後になります」といったように、丁寧でフォーマルな感じになります。
    参照: 「東京反訳の起こし方|ですます調」

  • デジタル変換

    一般的にはアナログ信号をデジタル信号に変換することをいいます。特に弊社では、カセットテープ等に録音されたアナログ音声をパソコンに取り込み、ソフトを使ってMP3やWMA等のデジタルデータに変換しています。このデジタル化した音声を使ってテープ起こしを行っています。

  • 電話録音

    電話で話している内容を録音すること、または録音した音声のことを指します。固定電話や携帯電話の機能を使って録音する方法、ICレコーダーを電話につないで録音する方法等があります。

  • ノイズ除去

    音声に含まれている雑音を除去することをいいます。音声データをソフトに流し込み、雑音が多い周波数帯の音をカットし聞きやすくします。これによって雑音は軽減されますが、言葉の部分の音も同時に除去されてしまうので、発言内容が劇的にクリアになることはあまり期待できません。

  • ピックアップ

    お客様の所へ、ICレコーダーやカセットテープ等の音声媒体を受け取りに伺うサービスをいいます。
    参照: 東京反訳「ピックアップサービス」

  • ピッチ

    音の高低または速度の度合いをいいます。人の声には発言内容自体の他にこれらの要素も含まれており、特殊なテープ起こしでは、これらも再現することがあります。

  • 表記ゆれ

    同じ用法の同じ言葉が、漢字で書かれたりひらながで書かれたりし、統一されていない状態をいいます。表記ゆれがある文章は、内容は伝わりますが、完成度の点で問題があります。

  • 反訳

    元々は速記文字を普通の文字に戻すことを反訳(はんやく)と言いましたが、最近は速記自体の需要が減り、テープ起こしのことを指すようになりました。

  • 反訳書

    反訳(はんやく)とはテープ起こしの同義語ですが、特に法廷に証拠として提出するためにテープ起こしをした書類が、反訳書と呼ばれています。
    参照: 東京反訳「裁判法廷用テープ起こし」

  • リライター

    テープ起こしを行う技術者のことを弊社ではリライターと呼んでいます。様々な経歴を持った約400名が登録をしており、それぞれの得意分野・専門分野を生かしてテープ起こしの作業に当たっています。
    参照: 「東京反訳はここが違います|人材‐優秀なリライター」

  • 録音証拠

    主に事実確認や裁判等で使うために、発言内容を証拠として録音すること、または録音された音声をいいます。参加者の同意を得て行う録音の他、隠し録り、秘密録音といったものもあります。
    参照: 東京反訳「裁判法廷用テープ起こし」

  • 臨場感

    その場にいるような感じがすることを臨場感があるといいますが、テープ起こし原稿を作成する際にも、この臨場感をより伝えられる手法で原稿を作成することができます。
    一般的に、整文よりも発言をそのまま起こす素起こしのほうが臨場感がありますし、(笑)や(拍手)という表記によっても雰囲気を伝えることができます。
    参照: 「東京反訳の起こし方|ケバ取り・素起こし/ケバ付き・素起こし」

  • 話者立て(発言者の特定)

    テープ起こしでは、発言内容だけでなく、誰が発言したかを特定することも必要となります。話者とは発言者のことで、原稿で発言の前に発言者名を記載することを話者立てといいます。名前が分かる場合は名前を入れますが、名前が分からない場合はABCとし、人数が多く発言者が特定できない場合は○○:とします。

  • 話者メモ

    話者とは発言者のことをいいますが、会議等で出席者が多い場合、音声のみを聞いても、誰の発言か特定することが困難になります。これを避けるため、名前、きっかけの言葉や発言の概要を記録し、書き起こす際の手がかりにするメモのことです。
    参照: 東京反訳「話者メモ作成の勧め-話者特定のために」