文字起こし・テープ起こし用語集

話者識別(発言者の特定)わしゃしきべつ(はつげんしゃのとくてい)

話者識別とは、音声や映像に含まれる発言について、その発言者が誰なのかを特定し、氏名・役職・立場などを原稿に記載することです。

「A」「B」のように発言を振り分ける話者分離に対し、話者識別ではそれぞれの話者を実際の人物情報と結び付けます。

話者分離については「話者分離」のページをご覧ください。

話者識別に使用する情報

文字起こしでは、次のような情報を組み合わせて発言者を確認します。

  • 音声内の自己紹介や名前の呼びかけ
  • 参加者名簿や会議資料
  • 映像に映っている人物
  • 発言内容や担当分野
  • 録音時に作成した話者メモ
  • 口癖

音声だけでなく、資料や映像などの補足情報があると、より正確な話者識別につながります。

話者名の表記方法

発言者の氏名や役職が確認できる場合は、その名称を原稿に記載します。


佐藤:こんにちは。
司会者:ただ今より開始します。

正確な氏名や役割を確認できない場合は、全角アルファベットやカタカナなどの表記を使用します。確認できない情報を推測して補うことはありません。

話者識別の精度を高めるために

多人数の会議やシンポジウムでは、参加者名簿、会議資料、氏名の読み方などをご提供いただくと、発言者を特定しやすくなります。

また、録音時に発言者名と発言の冒頭を記録した「話者メモ」を作成しておくことも有効です。