記憶を記録に
代表者挨拶
弊社ホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
テープ起こしとの出合いは20年程前に遡ります。
当時はホームページや名簿の制作会社を経営しておりましたが、あるお客さまから突然カセットテープを渡され、
これの書き起こしができますか?と聞かれました。
当時はテープ起こしをしたことがなく全く分からなかったのですが、作業できる人をネットで探せばなんとかなりそうだと思いお引き受けし、
経験豊富なワーカーさんに作業をお願いすることができ無事に納品しました。
これで終わっていたら今の東京反訳はありませんでした。
ネットの世界ではニッチな仕事が向いているという流れがありましたので、もしかしたらと思いとりあえず1ページだけ簡単なテープ起こしの案内ページを作りました。
そうしたところ、当時テープ起こし業者のホームページが今ほど多くなかったこともあったのでしょう、
年々不思議とご注文を頂けるようになりました。
今振り返ってみますと、「タイミングの良さ」を強く感じます。
当時テープ起こしの世界はアナログからデジタルへの過渡期でした。
カセットテープを聞きながら文章を書き起こすスタイルから、音声のデジタル音源をパソコンで起こすようになっていたのです。
更にインターネットのインフラが整備されADSLから光へ変わり、重い音声や動画ファイルのやり取りも手軽にできる様になりました。
更にSOHOブームでネット通信教育が盛んな中、テープ起こしは人気の講座で多くの方が受講されていました。
そんな数多くの優れた在宅ワーカーの方々と巡り逢うことができ、お仕事をお願いする様になりました。
そして2006年にテープ起こし専門企業として東京反訳株式会社を設立し15年が経ちました。
現在では年間10,000件以上のご依頼を頂き、全国600名以上のワーカーの方に仕事をお願いして作業しております。
「記憶を記録に」のコピーを使っておりますが、年々社会の様々な分野できちんとした記録を保存することが求めていることを強く感じています。
テープ起こしという仕事が単なる音声の書き起こしではなく、社会に必要なシステムの一つとして認知されていけるよう日々努力してまいります。