文字起こし・テープ起こし用語集

ケバ取りけばとり

「ケバ」とは、日常会話やインタビューなどに含まれている、「あのー」、「えー」、「えーと」、「うーん」などといった、それ自体では意味をなさない短い言葉のことです。
こうした言葉を削除し、読みやすい文章として書き起こす方法を「ケバ取り」と呼びます。

文字起こしの世界では、「あのー」や「えー」など、その言葉がなくても話の筋や意味が通じるもの、またはそれ自体では意味をなさない言葉を「無機能語」や「フィラー」などと呼ぶこともあります。

「ああ」「うん」などの相づちや「あー」「あの」「えっと」など会話中に挟まれる言葉のほかに、文末で使われる「〜ね」「~よ」、また発言の出だしの「要するに」「あのですね」など、話者の話し方のくせで会話中に何度も出てくる言葉などもケバとされる場合があります。そのほかに、言葉の言いよどみ、明らかな言い間違い、言葉の重複などもケバとして分類されます。

普段の会話ではあまり気に留めることはありませんが、ケバをそのまま文字に起こすと回数も文字数も思いのほか多く、原稿は非常に読みづらくなります。文字起こし・テープ起こしを業者に依頼する場合には、話者のニュアンスや語感などを重要視する場合を除いては、「ケバ」を取った起こし方で発注するのがよいでしょう。

東京反訳の日本語テープ起こしサービスなどでは、追加料金なしで「ケバ取り」の文字起こし原稿を作成いたします。ご注文の際に「標準起こし」をお選びください。