文字起こし・テープ起こし用語集

素起こしすおこし

発言内容を一言一句正確に記録する方法で、ケバ(「えー」「あのー」などの無意味な音声)、相づち、発言の重なり、言いよどみなどもそのまま記録する形式です。会話の構造やニュアンスを詳細に分析する際に役立ちます。

素起こしは、主に医学、看護学、社会学などの質的研究の分野で広く活用されており、看護教育におけるグループディスカッションやインタビューの分析にも利用されています。 さらにビジネスシーンでは、面接の振り返りや顧客対応の改善を目的として使用されることもあり、さまざまな用途で活用されています。

東京反訳で対応している素起こしの種類(一例)

東京反訳では、素起こしをご希望のお客さまに向けて会話分析用文字起こしサービスを展開しています。これは「ケバ付き」の起こし方をベースに、「言いよどみ」や「語尾の伸ばし(長音記号)」も記録する起こし方です。 以下のいずれかの要素を加えてご注文ください。

・会話分析A(相づちの記録)
聞き手の「相づち」を発話のタイミングに合わせて記録します。話し手の反応の根拠を分析する際に役立ちます。
・会話分析B(沈黙秒数の記録)
発言中の沈黙秒数を記録します。会話のテンポ感や話者の心理を分析する研究に最適です。
・会話分析D(発話の重なりの記録)
相づちや沈黙秒数に加え、発話の重なりも記録します。対話中の同意や反論といった相互作用を分析する際に有用です。

サービスのご依頼方法

上記のプラン以外に、「『相づち』と『沈黙秒数』は記録してほしいが、『発言の重なり』は不要」といったような個別のご相談も承っております。分析目的に応じて記録内容を柔軟にカスタマイズ可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。