他の言語から借用され、社会的に使用が承認された言葉のことを指します。
「洋語」とも呼ばれており、有名な例として「たばこ」「ガラス」「カステラ」などがあります。日本語の場合、中国経由で入ってきた「漢語」は外来語から除外されます。
主に欧米諸国から入ってきた単語を指します。一般にカタカナで表記されるため「カタカナ語」とも言われます。今や日常生活の隅々まで入り込んでいるため、外来語を使わずに会話や文章を成り立たせるのは至難の業です。それだけに発話を文字起こしする際には外来語の表記方法が課題になります。同じ言葉でも「コンピューター」と「コンピュータ」、「アイデア」と「アイディア」など表記の仕方が複数あり、注意していないとそれらをごちゃ混ぜで使うことになります。
ですが一つの文章の中で同じ単語の表記に違いが出るのは好ましいことではなく、あまりにそれが目立つとその文章全体の信頼性を疑われてしまいます。
文字起こしの際の表記方法について多くの基準としている「記者ハンドブック」では、外来語表記についても一定のページ数を割いて例示しています。出現頻度の高い単語のみならず、スポーツ用語、人名地名まで網羅しているので、一般的な単語であれば記者ハンドブックを参考にすれば統一した表記で原稿を作れます。
ちなみに記者ハンドブックでは上記の二つの単語はそれぞれ「コンピューター」「アイデア」と表記されています。