テープ起こし・文字起こし用語集

話者立て(発言者の特定)わしゃだて(はつげんしゃのとくてい)

テープ起こし・文字起こし原稿作成の際には、音声を書き起こすと同時に、誰が発言したかということも特定する必要があります。「話者」とは発言した人間を指し、発言者を特定して原稿に記載することを「話者立て」と呼んでいます。

人数が少ない場合は比較的特定は容易ですが、会議やシンポジウムなど、人数が多い場合や、同年代、同性の人間が多く集まる場合などは特定が困難になります。発言者の特定が難しい場合は、音声データを何度も聞き直し、声の調子、トーン、話している内容、「そうですね」や「~なんですよ」など、文頭や語尾に付属する話し方のくせなどを把握して特定していきます。

話者立ての方法ですが、音声データや動画データ内の発言や添付資料などで名前の漢字が分かっている場合は「佐藤:こんにちは」と記載します。漢字が不明で音のみが分かる場合は、「サトウ:こんにちは」とカタカナで記します。
名前が分からない場合は、A、B、C、のように全角アルファベットで記載します。人数が多い場合や、録音状態が悪く、誰が発言したかどうしても聞き取れない場合は、「〇〇:こんにちは」と記すこともあります。

なお多人数の会話を録音する際には、話者メモを作成しておくと話者立てが容易になり、文字起こしの精度も向上します。話者メモとは会議の発言者やその内容を逐一記録したメモ書きのことで、録音担当者が会議に同席して、発言者名と発言の冒頭を記録して作成します。