土佐堀川ぶらり(2)

2016年3月25日
大同生命保険本社ビル 加島屋石碑 特別展示 加島屋と広岡浅子 特別展示 加島屋と広岡浅子 大阪市役所から土佐堀川沿いに西に向かうこと3分、肥後橋交差点の手前に高級ホテル張りの高層ビルが見えてきた。 大同生命保険本社ビルである。この大同生命が「あさが来た」のヒロインあさのモデルである広岡浅子が最後に手がけた 保険事業の会社であり、浅子が嫁いだ両替商加島屋の跡地に建立している。 玄関前に加島屋の石碑が立っていた。真新しい石碑だったのでNHK朝ドラを記念して建てられたのかもしれない。 と、玄関を見ると、なんと「特別展示 加島屋と広岡浅子」との案内看板。無料との事でもあり、 せっかくなので見ていくことにした。 さすがNHK朝ドラの威力は凄い、盛況な来場ぶり、しかもおばさま方々が殆ど。 やや気恥ずかしくなりながらも、受付でパンフレットをもらいおばさま方々に混じり閲覧させて頂いた。 炭鉱、金融、日本初の女子大学設立(現日本女子大)、そして保険事業に携わった事業家広岡浅子の生涯が、 浅子を取り巻く人々と共に紹介展示されていた。「あさが来た」ファンであれば必見である。 20分ほどの閲覧を終え玄関を出た。社屋前の土佐堀川の川面が春光にまぶしく揺らいでいた。 ドラマの原案である古川智映子著小説『土佐堀川』の題名が思い出された。 朝ドラでは川は出てこないが、広岡浅子はこの川を見ながら春夏秋冬、日夜、事業に奮闘したのだろう。