文字起こし・テープ起こし用語集

非言語起こしひげんごおこし

非言語起こしとは、発話内容だけでなく、相づち、フィラー、笑い声、沈黙、間、声のトーンなど、音声に含まれる非言語的な情報も記録する文字起こし手法です。

通常の文字起こしでは、発言内容を読みやすく整理することを重視します。一方、非言語起こしでは、発話の流れ、話者の反応、沈黙のタイミング、発話の重なり、発話の順番交替(ターンテイキング)なども記録するため、会話の構造や文脈をより詳しく確認できます。

会話分析、談話分析、対話AI研究、研究用インタビュー、裁判・調査用途など、発話内容だけでなく発言の前後関係や話者の反応が重要になる場面で利用されます。

標準的な文字起こし・非言語起こし・ノンバーバル起こしの違い

区分 主な対象 記録内容の例 主な用途
標準的な文字起こし 発話内容 ケバ取り済みテキスト、整文、議事録用原稿 社内共有、記事化、議事録
非言語起こし 発話内容+音声内の非言語情報 相づち、フィラー、笑い声、沈黙、間、発話の重なり、声のトーン、音量、話速 会話分析、談話分析、対話AI研究、裁判・調査
ノンバーバル起こし 発話内容+音声情報+視覚情報 視線、表情、うなずき、姿勢、身振り、動作 会話分析、マルチモーダル分析、HRI、人間行動分析

非言語起こしに含まれる主な情報

非言語起こしでは、以下のような音声由来の情報を記録対象とします。

  • 相づち(うん、ええ など)
  • フィラー(えー、あのー など)
  • 笑い声、ため息
  • 沈黙、間
  • 発話の重なり
  • 声のトーン、音量、話速

これらの情報は、単なる補足ではなく、発話の意図や会話の流れ、話者同士の関係性を理解する手がかりになります。

ノンバーバル起こしとの違い

一般に「非言語」と「ノンバーバル」は同じ意味で使われることもありますが、東京反訳では記録範囲を分かりやすく示すため、音声内の非言語情報を記録するものを「非言語起こし」、映像から確認できる視線・表情・姿勢・身振りなども含めて記録するものを「ノンバーバル起こし」と整理しています。

当社では、非言語起こしを通常の文字起こしのオプションとして追加できるほか、相づち・沈黙・笑い声・発話の重なりなど、非言語情報の記録のみを単体でご依頼いただくことも可能です。

会話分析や談話分析、研究用インタビューなど、研究目的に応じた詳細な記録をご希望の場合は、下記のページもあわせてご覧ください。