クラウド翻訳サービスによる情報流出のニュースを受け、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)がクラウドサービスの利用について注意喚起を行いました。
今回の情報漏洩は、「I Love Translation」という無料翻訳サイト利用時に入力した翻訳用文章や翻訳結果の内容が、誰でも閲覧可能な状態になっていたというもの。メガバンク顧客情報や中央省庁の業務メール等、発信者を特定出来るものだけでも少なくとも30件が確認されているということです。
IPAでは、利用者がクラウドサービスの内容やリスクを確認せずに利用したことで情報漏洩が起こる問題が再三指摘されているとし、クラウドサービス利用の際の心構えについて以下のように呼び掛けています。
●利用に際して、信頼できるサービスであるかどうかを慎重に検討し、提供されるサービスの機能や仕様を十分に確認する。
●一旦、預けた情報や書き込んでしまった内容は、自分のコントロールが及ばないことになるリスクを認識して、利用するかどうかを判断する。
翻訳サイトに入力した内容が公開状態に、IPAがクラウドサービス利用について注意喚起
2015年2月23