コーディネーター /
2022年入社
田丸 嘉樹
Tamaru Yoshiki
東京反訳では、お客さまからご注文をいただき、納品物をお届けする役割を”コーディネーター”が担います。
今回は東京反訳の中途採用枠で入社し、現在は新人コーディネーターとして活躍中の田丸より、仕事内容とやりがいについて話を聞きました。
私は入社後すぐにワーカーさま対応部署に所属し、今はお客さま対応部署で働いております。
ワーカーさま対応部署では、当社にご登録いただいている文字起こしワーカーさまの管理・教育・採用業務を行っておりました。
その後、10月~3月の繁忙期に差し掛かったタイミングで、お客さま対応部署へ異動し、現在はコーディネーターとして勤務しています。
コーディネーターにはさまざまな仕事がありますが、私は主にお客さまからご注文をいただく受付業務を担当しております。
具体的には、
などの業務がメインとなっておりまして、1日あたりおよそ100件程度の案件を、5名のチームで分担しているという状況です。私個人としては、1日あたり20~30件程度のご依頼を対応しております。
ありがたいことに、もう本当に多種多様なお客さまからお問い合わせをいただいておりまして、そこが他の業界にはない当社ならではの魅力なのかなと思っております。
大手企業さまの議会音声をお預かりすることもあれば、医療関係者さまのシンポジウムや講演会、大学さまの研究用インタビューをお任せいただくこともあります。
同じ文字起こしのご依頼であっても、その用途は実に多様で、お客さまはさまざまな思いを持ってご依頼くださっているのだなと痛感しております。
当社は役職者も肩書ではなく「さん」付けで呼びますし、部署内外を問わず誰にでも話しかけやすい社風なので、良い内容、悪い内容を問わず「報・連・相」しやすい環境だと思います。
社内の業務連携も非常にスムーズです。
例えば私たちのようなお客さま対応部署がご注文をいただきますと、ワーカーさま対応部署が作業の手配を行ってくださいます。その後、完成した原稿を検証し、請求書を発行するまでの間、ほぼ全ての工程に会社全体が関わっているような状況です。
このように1つの案件にさまざまな部署が関わっておりますと、通常であれば1つのミスに対し、「誰が悪い」「悪くない」といったいざこざが起こってしまいがちだと思うんですが、東京反訳ではそういったことが一切ありません。
部署の垣根を越えて一致団結し、先輩の経験談を参考にしながら、互いにフォローし合って業務をこなしていけるので、ものすごくやりやすいなと感じています。
私は前職において、営業職として新規開拓営業を担当していました。
過去に登録されたリストに基づいて、ひたすらアタックをしていくという仕事だったんですけれども、ほとんどのお客さまが自社のサービスを必要としていなかったため、お断りされてしまったり、時にはお怒りの声を頂戴して、つらい思いをすることもありました。
次第に自分は営業に向いていないのではないか、という後ろ向きな気持ちになってしまい、転職を決意するに至ったという経緯があります。
一方東京反訳では、既に文字起こしサービスにご興味をもってくださっているお客さまがほとんどなので、最初から自社のサービスとお客さまのニーズがマッチしているんです。
そのためお客さまのお悩みに冷静に耳を傾けることができますし、その上で「こんなサービスプランがご利用いただけますよ」という風に、本当にお客さまに必要なプランだけを提案することができる。
すると、「そういったサービスもあるんですね。今度使ってみます」ですとか、「今、そのプランに変えてみます」といった具合に、押し付けではなく純粋に、お客さまに適したポジティブなご提案をすることができるので、それまで持っていた営業職に対する苦手意識が払拭されました。
月並みな表現になってしまいますが、やはりお客さまからお喜びの声をいただけた時、最もやりがいを感じます。
例えば当社は、「今までは議事録作成を内製化していたが、これからは外注に切り替えたい」というお問い合わせをいただくことが多いです。
こちらは私が実際に対応した案件の一例なのですが、あるお客さまは毎月5~6回程度、1時間の会議を開いておられまして、そちらの議事録作成をたった2~3名で対応しておられました。
本来はやりたい業務があるにも関わらず、文字起こしに時間かかって非常に困っている。しかし社外には出せないような機密情報を扱っているため、なかなか外注に踏み切れない。そういった悩みを抱えているお客さまは大勢いらっしゃいます。
そこで、私からは当社のセキュリティルームプランというサービスをご提案しました。こちらのプランでは、社外からのアクセスを完全に断絶し、細心の注意を払って情報漏洩を防いでいます。
するとありがたいことに、「東京反訳さんなら外注できます」と仰ってくださり、契約開始となりました。
このように、一部の業務を当社に委託していただくことによって、お客さまが精神的・肉体的に楽になり、本来の主業務に注力できるようになったとき、非常に大きなやりがいを感じます。
同時に私がいま携わっている仕事は、お客さまの会社の業務改善の一助となれる、社会的意義を持った貢献度の高い仕事であるのだと実感しております。
私は25歳で、社会人歴としては4年目に当たります。
もちろん、今携わっているコーディネーターの仕事を究め、一人前のプロとして活躍したいという目標もありますが、近頃は新たに「この会社でさまざまなお仕事に積極的に関わりたい」という目標が加わり、やりたいことが2倍に増えました。
私には、畏敬の念を抱いている先輩がいます。その方は各部署の状況を見極め、現場目線に立った仕組みづくりに取り組まれている方です。
そのため私自身も部署という枠組みにとらわれることなく、さまざまな仕事を経験させていただきたいと思っておりますし、そこで働いている人にしかわからない悩みであったり、業務に関する知識を深めてゆきたいと思っています。
そして将来的にはマネージャー的なポジションに就き、東京反訳をどんどん大きくしてゆきたいと考えています。
近頃はAI音声認識を使用した、スピーディな文字起こしに注目が集まっています。
当社でもさまざまな研究を重ねており、音声認識の技術発展には目を見張るものがありますが、それでも本当に精度の高い文字起こしには、まだまだ人の手が不可欠です。
これからも時代とともに変化するニーズを的確につかみながら、東京反訳の企業理念にも示されている “フェアな社会” に寄与すべく、最善を尽くしたいと思います。