経験者インタビュー

K.T.さま (40代女性、テープ起こしキャリア9年、年収30~40万円)

「ダブルワークだからこそ、ちょっと大変でも頑張れるんです」

大学を卒業後、ラジオなどの媒体社関係に勤務。その後テレホンアポイントなどを行う会社に派遣社員として勤務し、一貫して声を使うお仕事をされています。 「話す」ための原稿を作成する仕事からテープ起こしのきっかけがあり、9年前からリライターとしての活動を開始。副業としてテープ起こしに取り組まれています。ダブルワークのライフスタイルや、2つの仕事をいかにバランスを取ってこなしているのか、とても参考になるお話をいただきました。

-メインワークの働き方をお教えください。

大学を卒業してアナウンス関連のお仕事に就きまして、その後派遣会社で電話のお仕事を10年くらい続けています。今は月曜から金曜で8時から17時までのシフトか、11時半から20時半までのいずれかのシフトでメインワークをしています。

-フルで働いている中で、テープ起こしはどの時間帯にこなされるのでしょうか。

遅番の11時半からの勤務前にやることが多いですね。予定が空いている時には土日を使って起こすこともあります。

-毎月、平均してどのくらい作業されていらっしゃいますか。

金額で言うと、だいたい平均して3万~4万円くらいでしょうか。週に1~2時間分くらい起こしている感じですね。でも自分の予定といただく案件で調整していきますので、こちらの収入は月によってばらつきがあります。納期から逆算して、自分の都合で仕事を割り振りしている感じです。

-メインワークで残業はありませんか。

定時が決まっていますので、自分から希望しなければ残業はありません。会社に拘束される時間は8時間または9時間ときっちり決まっていますね。また派遣社員ですので、副業も禁止されていません。

-フルタイムで働きながらテープ起こしを行うのは、正直言えば大変ではないですか。

お仕事ですから大変です。メインワークもテープ起こしもどちらも大変さがあるのですが、実はどちらもそれぞれの良さがあります
会社は例えば「今日は行きたくないな」と思う日があったとしても、とにかく行くしかない。そうすると仕事として収入になる。でも在宅のお仕事だと、納期と相談して自分を少し甘やかすことができたりする。
ですからお仕事が2つあると自分の中でメリハリがつくので、両方ありがたいなと思って今はやっていますね。

“仕事が2つあるから、精神的にバランスが取れています”

-片方だけになったら、不安になりそうですか。

多分ダメになってしまいそうです。お仕事が1つだけになったら「もう1つの仕事のほうが良かったな」って絶対考えてしまうと思うんですよ。両方あることが非常にありがたいと思っています。両方があるから両方が嫌にならずにできる、と本当に思いますね。

-副業としてテープ起こしをされて、もう9年ですよね。

そうですね。仕事をいただけるのであれば、本当に手が動く限りやりたいのですよね。一生と言ったら大げさですが……。年をとってもある程度できるような気がしますし、すごく大変なところもあるんですけど、すごく面白いところもありますし。家で仕事ができて、何か少しでも収入があるというのはすごいことだと思っています。テープ起こしはやらないと感覚が鈍くなってしまうと思いますので、コンスタントに続けていきたいなと思っています。

-今おっしゃった「家で仕事ができる」というのは大きいポイントですか。

自分にとっては、すごく大きいですね。外の会社さんに行ってテープ起こしをやったこともあるのですが、それはそれですごく魅力的なお仕事ではあったのですが、やはり家でこもって自分のペースで仕事ができるというところ。そこが「テープ起こしってすごいな」と思うところなんですよね。外に出ないでマイペースにできるというところが、私は1番好きなところかもしれません(笑)

-テープ起こしで気をつけていることは何でしょうか。

まず表記ゆれですね。最初に決めておかないと、起こしているうちに分からなくなってきてしまう言葉があるので気をつけています。例えば「みる」という言葉で、医者がみる、という場合の「みる」は「診る」を使う、調子や様子をみる、と いう時の「みる」は「見る」を使うと『記者ハンドブック』には書いてあるのですが、では先生が調子を「みる 」の場合は「診る」と「見る」のどちらを使うのだっけ、という風に。
あとは粘り強くやるということですね。たまに難しい専門用語が多く、自分の力不足で聞き取れずなかなか起こせないことがあったりします。「もう、分からない」と思ってもだんだん起こせるようになったりしますので、粘り強く。それから見直してからの納品ですね。

-テープ起こしのお仕事も、日々成長しながらこなしていらっしゃるのですね。

自分が仕事を与える方の立場だったら困らされないように、ということを考えています。そういう意味では自分の成長というよりも、仕事としてきちんとするように心がけています。
とはいえ、「これはまずい」というときは、もうお電話してご相談に乗っていただきながら進めるようにしています。

-東京反訳はリライターさまと二人三脚でできておりますでしょうか。

本当にそう思います。「こういうのが分からないのですが、どうしましょう」とご相談してその答えをもらって「じゃあそうしてみよう」と試したり、自分の修正点を教えていただいたり。
「この人はこれができないから、もう仕事はお願いできない」という会社のスタンスだったら、私はこの仕事を続けられなかったと思うのですね。本当にキャリアのないところから始めていますので。今9年目でもいまだに教えていただきながら、聞いたりしながら仕事ができるというのが、とてもありがたいことだと思います。

-ありがとうございます。東京反訳、という会社に登録いただいてお仕事をしているのは、いかがでしょうか。

テープ起こしは東京反訳でしかやったことがありませんので比較はできないのですが、本当に良いところと感謝しています。1年に1、2回、リライターさん同士で集まる機会を作ってくださったり。孤独になりがちな作業ですから、「他の人はこうやっているんだ」とか、「他の人も同じようなことで悩んでいるんだ」っていうのが分かると、何かちょっと気楽になる面もありますよね。  ただ単に「安くて早い人、手を挙げて」というのではなく、できないところを指導してもらって次に生かしていくことができたり。

-工夫することで楽に起こせるようにはなりますか。

実は、私は手がとても疲れるのですよね。「老後までやりたいと思っているのに、こんなに疲れちゃうと難しいな」と思っていたら、東京反訳さんからリスピークという方法をご紹介いただきまして。
 リスピークって、自分で聞いた音を、自分で話して文字化することです。有名なところでAmiVoiceとかドラゴンスピーチというソフトがあるのですが、私はドラゴンスピーチ*を使っています。
(東京反訳では、音声認識ソフトの使用はスタンドアロン型ソフトのみを許可しています)
起こすスピードが上がったかどうかは分からないのですが、疲れないので長時間できるのですよね。 ケバ取りの軽く整文とか、素起こしである程度文章になっている案件にはとても使えます。ただリスピークはケバ付き起こしなどには向かないですね。その意味では案件によっての向き不向きはあるかもしれません。

-本日はお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。最後に「家でできる」テープ起こしの魅力について、改めて教えてください。

そうですね。怠け癖がついて「今日じゃなくていいや、明日にしよう」と思ってしまうマイナス面もありますけど(笑)。極端な話、どんな格好でもできるお仕事。会社に行くことは人と接する楽しさもあるけれども、仕事以外のところで人間関係などの気遣いもありますよね。それに対してテープ起こしというのは、本当にテープ起こしという作業をやって、そのテープ起こしによって収入を得て、ということなので、余計なことで悩まなくていいというシンプルな面も魅力です。

東京反訳スタッフより

今回は大変お忙しい中、インタビューのお時間をいただき誠にありがとうございます。「ダブルワーク」というスタイルから、非常に大変なお姿を想像してインタビューに臨ませていただいたのですが、K.T.さまが生き生きとしたライフスタイルを築いていらっしゃることに敬服しました。特に派遣社員などでメインワークをもっていらっしゃる方がK.T.さまのお話とライフスタイルを参考にしていただき、当社のお仕事に興味を持っていただければありがたく考えております。また過分なお褒めのお言葉をいただき深謝申し上げます。当社も日々研鑽を積んでまいりますので、今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。

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