指定辞書
『記者ハンドブック』最新版を準拠とする。(2022年8月現在の最新版は第14版)
個別の表記事例や漢字・平仮名の書き分け、外来語の片仮名表記等については、共同通信社刊の『記者ハンドブック』最新版の表記例に従う。
ただし、以下の2点は東京反訳仕様と『記者ハンドブック』では異なるので注意する。
■『記者ハンドブック』の中で適用しない点
『記者ハンドブック』はテープ起こし専用に作られたルールブックではない。
下記については適用せず、あくまでも発言のままの原稿作成をする。
1.記事を書くための決まり
2.差別語、不快用語、登録商法の書き換え
【例】
「あんま」を「マッサージ師」に修正しない
3.他の言葉に書き換える指示
【例】
「隠蔽(いんぺい)」を「隠す」に修正しない
「今年度」を「本年度」に修正しない
■東京反訳仕様と『記者ハンドブック』と異なる点
下記の表記については、東京反訳の特別表記を使用する。
1.東京反訳の特別表記
「方(かた・ほう)」
かたを漢字「方」、ほうを平仮名「ほう」として書き分ける。
【例】
かた:こちらの方から ほう:事務局のほうから
「通り」
原則としては漢字だが、「下記のとおり」のような用法の場合は平仮名書き。
【例】
下記のとおり 予想どおり そのとおり
銀座通り 一通り 大通り 通り道
通り魔 通りすがり 風の通り 通り一遍
2.数字の表記
英数字、数字の表記「numbers.pdf」を参考にする。
3.表外字における振り仮名
ルビではなく「括弧書き」にする。(振り仮名は初出のみ)
【例】
瑕疵(かし) 安堵(あんど)
4.固有名詞の字体
漢字表、表外漢字体表、人名用漢字にこだわらず検索した用語で表記する。
【例】
文藝春秋 慶應大学