日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、いかがお過ごしですか。

弊社では先月もお客様へのアンケートを実施しました。
お客様が弊社に何を求めているのか、ということが分かります。弊社を選ばれた理由は「品質が良さそうだから」がトップでした。

今回は、皆さまに少しでも原稿精度を高めていただければと思い、校正者のコメントを基にテープ起こしのコツなどをご紹介します。

①話者立てのコツについて
話者立てについて、例えば同姓2名の判別が難しい場合などは、一人は「大人しい」「冷静」、もう一人は「熱っぽくしゃべる」「鼻声舌っ足らず」という形容をして聞いてみると、かなり分かりやすくなり、判別はそんなに難しくならずに済むかと思います。
話者判別のコツは、「誰かに似ている」とか、「ヘッドホンの右側で聞こえる」「手前で聞こえる」とか、何かヒントになる自分なりの定義付けをすることで、聞き分けられるようになります。
また、話の内容から話者を想像することも大事です。話者判別を簡単に諦めずに努力しましょう。

②起こし方のさじ加減
「ケバ付き素起こし」の場合、話者の鼻息まで起こす勢いを感じるほどに厳密に起こされる方もいらっしゃいます。
会話分析や特別仕様の案件であれば、文句の付けようのない素晴らしい原稿なのですが、「過ぎたるは及ばざるが如し」と言うように、あまりにも癇性になり過ぎると、お客様の期待を裏切る結果になる場合もあります。(クライアントの期待値にもよりますが……)
基本は厳密に正確に起こすのが第一ですが、テープ起こしの経験を積む中で「適度な落としどころ」を見つけていただければと思います。

今回は以上2点です、今後もスキルアップに繋がることをご紹介できればと思っています。

これからの季節、冷え込みが厳しくなります。弊社でも繁忙期を迎えますので
皆さま、どうぞお身体にお気を付けください。
今後ともよろしくお願いいたします。