基本として全て全角で表記します。
フォントはMS明朝。
1)句読点「、」「。」
- 句読点に配慮し、読みやすい原稿作成を行う。
- 読点は、発言者の息継ぎではなく、意味の切れ目に打つ。
- 文末は、話が遮られた場合以外は句点「。」で終わるようにする。
※ 句読点の打ち方にはさまざまな解釈があり、各人によっても異なりますが、読点「、」句点「。」は極端に多過ぎたり少な過ぎたりしないようにします。
「。」を入れづらい話し方の発言者の場合も、3行に1つくらいは「。」を入れるように配慮します。
2)三点リーダ「……」とダッシュ「――」
- 基本は2つセット「……」「――」で使用する。※フォントはMS明朝
- 多用しない。文意に影響がない場合は、できるだけ句読点で処理する。
- 臨場感を出すために多用することも不要。
- 聞こえない部分に使用することは不可。
ただし、どうしても使用しなければならない場合、以下のように処理する。
【例1】語尾をぼかしたり、省略して言い切らなかった場合、「……」の次に句点「。」を付ける。
A:12年前になると思うけど、はっきりは……。
B:では、思い出せないということで大丈夫です。
【例2】話が遮られた場合、「……」で止める。(句読点は不要)
A:12年前になると思うけど、はっきり覚え……
B:はっきり覚えてないんですか。どうですか。思い出せませんか。
【例3】
今回は当社独自のメソッド――手法ね、それを打ち出そうと思うんです。
3)波ダッシュ(波線)「~」
- 数字の範囲を表す場合のみ使用する。
- 長音「ー」の代わりには使用しない。
【例】
× ず~っと う~ん
4)括弧 「 」『 』
-
- 「 」 会話、語句または文の引用、テレビ番組名、特に必要のある場合に使用する。
- 『 』 「」の中で「」を使用する場合、書籍・雑誌・作品名・新聞名に使用する。
※「かっこいち」「かたかっこいち」は、「括弧1」「片括弧1」と表記します。ただし、資料がある場合は資料に合わせます。
5)疑問符「?」と感嘆符「!」
- 「?」は、ないと意味が通らない部分にのみ使用し、多用しない。
- 「!」は、使用しない。
- 文末が疑問符「?」で終わる場合、その後は1字空ける。
【例】
それは本当? どうしてそう思ったのですか。
- 疑問符「?」が単語に係る後は1字空けない。
【例】
そのつぶやき?はどのような意味ですか。
6)数式「+」「-」「×」「÷」「=」
- 計算式では、数字は半角、記号は全角で表記する。
- 四則演算(加減乗除)は数式を使用する。
【例】
いちたすにはさん 1+2=3
にひくいちはいち 2-1=1
さんかけるごはじゅうご 3×5=15
ろくわるにはさん 6÷2=3
- 掛け算九九は、数式の後に読点で区切った漢数字も( )で囲み表記する。
【例】
さんごじゅうご 3×5=15(三五、十五)